株式会社アリエス(代表取締役三谷博明)では、令和２年６月15日付けにて、徳島県吉野川市に弊社事業所を開設いたしました。

徳島県は、弊社代表の三谷の出身地ですが、四国三郎として名高い吉野川の中流域の南に位置するこの町は昔は麻植(おえ)郡鴨島町と呼ばれていましたがその後近隣の町村と合併し、ずばり吉野川市と命名され、今では人口4万人を超えるまでになりました。10代で家を飛び出した私は、大阪、北海道へ放浪した後、4年遅れで大学に行くため東京に出てきて以来、時折帰省する程度で、故郷には見向きもしませんでしたが、2016年に神山町にサテライトオフィスを設け少し縁を復活させることになりました。

そして、2020年年明けとともに、日本では新型コロナ感染症の拡大で、私自身も例に漏れず、残された人生をどう過ごし、どう働くかをしっかり考え直さなければならない状況になりました。
　
幸いアリエスでは、災害時のBCPも念頭に、東京青山、湘南ひらつか、北海道恵庭、徳島神山等の拠点をセキュアなVPNで結び、どこからでもリモートアクセス可能な仕事環境を2015年から実現運用しています。電話等の通信もFusion Connectにより、どこにいても本社同様に受信できます。今回の新型コロナが始まった時も、1月28日より即刻リモートワーク体制に切り替え、なるべく都心に出ないで仕事を済ませることができるようになりました。

今後、アフターコロナは、東京への一極集中をさけ、地方も含めた多拠点で自在に仕事をし、新たな出会いや仕事のチャンスを積極的に求めていかねばならない時代になるであろうことが予想されます。
　
そんな流れの中で、東京との往来をしながらも月に何日かは静かで落ち着いた環境で仕事ができるよう、よくなじんだ鴨島駅から徒歩ですぐの場所(今の時期は田植えの終わった田んぼで夜中蛙の大合唱です)に仕事場を確保させていただきました。ちょうどいいタイミングで吉野川市が市民プラザ内に都市部の企業との交流をねらいとしたコワーキングスペースの運営をスタートしてくれましたので、ここも使わせていただきながら多拠点間を行ったり来たりしつつ、頭も身体もリフレッシュしていきたいと思います。

西洋画のような世界が・・・2020.9.10　江川にて