徳島県美馬市の「うだつの町並み」の重要伝統的建造物「うだつ極楽家」を取得しました
株式会社アリエス(本社東京・代表取締役三谷博明)では、令和6年2月7日、徳島県美馬市の「うだつの町並み」の中心地に位置する重要伝統的建造物の古民家を取得、「うだつ極楽家」と命名、末永く保全していく事業を開始しました。
この建物は、江戸時代末期の安政元年頃に建築された築170年にもなる古民家ですが、うだつの町並みの入り口にふさわしい位置にあって堂々とした威容を誇っています。昨年の11月に美馬で初開催された美馬アートフェスティバルの会場として使った後、持ち主の方と交渉を開始、毎年継続する同フェスティバルや各種イベントの会場として使いながら、アリエスが力を入れて取り組んでいる「たち風プロジェクト」の一環として、100年、200年先の未来まで保全していきたいと考え、思い切って物件を取得するまでにいたりました。
この建物の名称「うだつ極楽家」という名は、美馬市内南側山麓にある三谷城城主の塩田北条氏の祖先で、時の鎌倉幕府の執権北条義時の子北条重時の時代に、度重なる自然災害や疫病が続いた世にあって、民の安寧とこの世の極楽を願って創建したと言われる極楽寺に因んだものです。実際に「うだつ極楽家」の脇に立ってみるとちょうど真南の方向に、三谷城址がある山が見通せるすばらしい位置関係にあることが確認できます。大きな自然災害や変動が予見される将来に向けて、800年前を強く大きく生きた北条重時やこの美馬の地に移ってきた彼の子孫の想いを受け継いでいければと願いします。
今後、ここ「うだつ極楽家」で開催されるイベントや事業を楽しみにしていただければ幸いです。
「うだつ極楽家」の所在地:
徳島県美馬市脇町大字脇町46番地、47番地