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アリエス、本社拠点を地方に移す事業計画を発表。美馬市の日本遺産「藍のふるさと」に2,000坪用地取得、化粧品研究所開設、藍栽培の復活も

株式会社アリエスでは、このたび日本遺産のふるさとに指定され、阿波の藍の生産地として有名な徳島県美馬市舞中島地区に2,000坪の土地を取得、3年後を目処に本社機能の移転と関連施設の整備を行う事業計画を発表しました。
本社移転のねらいは、来たる南海トラフ大地震、首都直下大地震等の巨大自然災害に備えることに加え、地方の優れた人材を集め、短期発想でなく100年単位の超長期にわたる事業ビジョンを実現していくことにあります。

移転先の美馬市は代表取締役の三谷の祖母・曽祖母の出身地でもありますが、アリエスではすでに当地に主事業の化粧品商品等を保管する事業所や企画業務を行うサテライトオフィスを設置、地元の従業員を雇用、リモート勤務や短時間勤務正社員制度を設けるなど働き方改革を進めてきました。

さらには、2023年から「美馬アートフェスティバル」という文化イベントを開催、うだつの町並みにある江戸時代末期に建築された重要伝統的建造物や市内にある三谷城や脇城跡を整備するなど、歴史文化や民俗芸能の掘り起こしと保全に努めています。

今回の用地取得は、こうした取り組みの集成として、東京と徳島県内の複数か所に分散してきた業務拠点を集約化、都市圏よりも災害に強い地方を拠点とした新たな事業体制を構築していこうというものです。

舞中島は日本遺産の藍のふるさとの構成地域のひとつであり、かつて洪水が運んでくる肥沃な土壌で藍の生産とそれがもたらす富を支えた場所で、今も古い石垣や竹林が残るなど独特の文化的景観と歴史的価値を有することからさらなる保全と活用が求められています。

アリエスが取得する土地では化粧品原料や薬草の研究施設を整備、農園の佇まいを残す古い屋敷地などを保全していく一方、周辺の農地を利用して今はほとんどなくなった藍栽培を行い県内の加工所に供給する事業を始めます。これにより、日本遺産の認定を受けた藍の生産地イメージの復活を目指します。

これらの事業とともにアリエスブランドの化粧品売上や関連事業を伸ばし、2023年2月期実績6,000万円を、3年後に1億円、10年後に2億円へと成長を目指します。

なお、これまで東京都港区にあった本社オフィスは、徳島県での化粧品製造販売業許可が取れるまで、東京都の業許可の事務所として残しますが、最終的には全ての本社機能を美馬市に移転していきます。

代表取締役の三谷は「美馬という土地は豊かな自然と歴史に恵まれ、著名な偉人や人材を輩出してきている。私のルーツともなるこの地で社業を発展させ、地域にも貢献したい」と述べています。


「中世の田園風景」が残る舞中島地区